野蛮人 教養身につけ 生きてゆく
「野蛮人の図書室(佐藤優)」を読了。同氏の読書ガイドとしては、立花隆氏との共著に次いで読んだ。対象の読者は異なるがいずれも有用だ。
私が知るところでは、読書することの効用については、「役に立たない」という見方と「役に立つ」という見方の両方を聞く。私は、役に立つ、立たないという視点で読書を捉える視点に理解が及ばないと思っているが、この点、著者は「功利主義的な読書をする」という立場をとっており、明確である。
「われわれは誰もが野蛮人である。この現実を見据えることが重要だ」と冒頭に述べる。私も同感。私の取るに足らない経験では、世の中を理解することは難しい。
せめて、読書による代理経験でその不足を埋めていきたいと願っている。
ちなみに同書では、私が既読の書もいくつかあり、思わず「そうそう」とうなずいてしまった。

